ウクライナにいいエンジニアが多い理由

東欧にはいいエンジニアが多いという話しを聞いた方もいるかもしれませんが、弊社代表天野がウクライナで仕事していると本当にいいエンジニアが多いと感じています。

ウクライナ人は数学が得意とか勤勉だからとかそういう単純な理由ではなくIT産業しかない現状がそうさせているところがあります。

ウクライナの産業構造
ウクライナは1991年に独立して今年で独立27年ですが、ソビエト時代はミサイルとかを作っている工場が多くあったそうです。なので科学系の大学も多くあり優秀な科学者が卒業しています。

ただ日本とか他の西欧の国の様にエンジニアリング系の大きい企業があるわけでもなく卒業しても基本ITに行くくらいしか選択肢がありません。

日本だと大学の工学部出て自動車メーカーとか電機メーカーとかに新卒で入っているような人材が全てIT企業に入るみたいな感じです。

日本の場合ITが盛り上がってきた90年代に既存産業の会社が一生懸命新卒を採用していったため、一部の新卒しかITに入らずに新しい産業へのシフトが起きなかったんでしょう。

ウクライナの経済危機
2014年ウクライナ騒乱の際に当時ロシア寄りだった大統領が逃亡し、政権がヨーロッパ寄りの政治家で置き換わったのですが、ソビエト崩壊後旧ソビエト内で最大の死者を出した騒乱ということや2015年のロシアのクリミア併合などが重なり2013年はじめから2014年末までの間にGDPが約半分になりました。

https://goo.gl/JwwY9M

ウクライナ国内の急激な経済の後退は通貨のフリブナ(UAH)の下落も起こし、2013年頃から比べて通貨の価値が日本円に対して約3分の1になっています。

https://www.xe.com/currencycharts/?from=UAH&to=JPY&view=5Y

ウクライナ国内にいると日本の物価の大体半分くらいの感じです。

この様な通貨安を経験しているウクライナではまともに外貨を稼げる唯一の産業のITが国の機関産業になっているのです。

どこのITの会社もほぼ100%外国からの仕事を受けて外貨を稼いでいるのです。
国内の仕事は単価も低くあまりやる理由はありません。

ITエンジニアしか稼げない
仕事の数もそうですが、ウクライナにいいエンジニアが多い一番の理由はやっぱり「稼げるから」です。

2018年のウクライナ国内の平均給料は月間$350くらいですが、ITエンジニアの給料は$2000くらい行くので普通の仕事をするのに比べて約6倍稼げます

この「普通の仕事」というのは日本で稼げる仕事と言われている医者や弁護士も含まれていて$500くらいしかもらえません。

ウクライナでは格差社会とかのんきな事を言っている余裕はなく、ITエンジニアやれば稼げて普通の人より数倍いい生活ができるからとみんな必死に英語とITを勉強しています。

ウクライナってどんな国?

天野は10年以上前から海外のオフショア開発者と仕事をしています。これまで仕事をしたのはポーランド、ウクライナ、ロシア、インド、中国、インドネシアあたり。

ウクライナに3年位から旅行で行くようになり、現地で友人の紹介などでいくつかの会社を紹介してもらううちにウクライナの会社にいろいろ開発をお願いするようになってきました。

ウクライナの場所
日本人でウクライナの場所をすぐ言える人は少ないと思いますが、ロシアとポーランドの間にあります。

 

実はトルコも黒海を挟んで反対側にあり割と近いです。ウクライナの南街のクリミアにも近いオデッサに行くとトルコ系の血のまざった黒い髪の人たちも見かけます。

ウクライナのサイズ感
ウクライナはかなりでかいです。国土は60万キロ平方メートルほどあり、フランスよりちょっと小さくてお隣のポーランドと比べたら倍くらいあります。

人口は4500万人程度でヨーロッパの中でもトップエリアに入ります。ロシアとか西欧諸国もろもろひっくるめたヨーロッパの人口のランキングでも8位に入ります

ウクライナ国内にエンジニアは約20万人いると言われていて稼げる仕事ということもあり、急速にその数は伸びています。

ヨーロッパにオフィショアというとエストニアと思われる方も多いかもですが、エストニアは人口130万人くらいしかいません。なのでエンジニアの数も相当限られています。

ウクライナの食事
ウクライナは東欧なので、いわゆる西欧の料理とはまた違います。ボルシチはウクライナが発祥らしく、よく料理に出てきます。

ウクライナの主食はパンもあるんですが、蕎麦の実もよく食べます。日本みたいに粉にして麺にするのではなく、蕎麦の実をそのままご飯みたいに炊いて食べます。そば風味でおいしくてウクライナに行くと天野も常食してます。

左上がコールスローっぽいもの、右上がボルシチで真ん中のが炊いた蕎麦の実ですね。

下の写真はウクライナのスーパーで蕎麦の実が測り売りで売られているところです。1キロ60円くらいなので安いですね。

後は餃子の様なヴァレニキもおいしいです。ウクライナあたりになるとウズベキスタンとかジョージアとかの中央アジア料理のお店も出てくるんですがスパイスも多く使いカレー風味みたいな料理もあるので日本人でも親しみやすい料理が多いですね。

これはウクライナのハルキフでジョージア料理のお店で出てきた巨大餃子のキンカリです。

コップのサイズ見てもらえれば分かりますが、餃子の直径が8センチとかあります。

ウォッカはこんな感じでスーパーで売っています。

どれもウクライナ産のウォッカらしいですが、種類多すぎてどれ買っていいか分かりませんね。

ウォッカは基本おっさんの飲み物なので若い子は飲みません。たまにランチとかで隣に座っているおっさんが一人でウォッカショット何個も飲んでいたりします。

ウクライナへの行き方
天野はすでに8回くらいウクライナに行っていますが、イスタンブール経由で行くことが多いです。

イスタンブールからウクライナのハルキフやキエフに直行便が飛んでいるのでイスタンブールまで往復を買ってイスタンブールで一泊して次の日の便でウクライナに行ったりします。

時期にも寄りますが東京 <->イスタンブール往復ならアブダビとかモスクワ経由で5万円台であることもあり、イスタンブールからウクライナは往復でも2万円もしないです。

前回ウクライナに行った時はポーランド航空で成田 -> ワルシャワ行きで入ってその後ベラルーシに寄った後にウクライナに入りました。

つらつらとウクライナについて面白いと思ったことを書いてみました。今後はウクライナのエンジニア事情や開発会社について書いて見る予定です。